初めて投稿させて頂きます。
私は線維筋痛症と慢性疲労症候群を患う患者です。都内の大学病院で長く診察して頂いております。
先生の病院では、これらの病気治療は行っていらっしゃるのでしょうか？
病状は悪く、痛みも辛いのですが異常な疲労で常に疲労困憊状態で日常生活も家事も全く出来ません。持病の診察が出来る医師も少ないので、新たに病院を変えるにも勇気がいります。
以前、検査で通院先の大学病院へ入院しました。（通院先は附属の専門センターになり、入院先は附属の別病院になります）
２件の生命保険会社へ入院給付金の診断書が必要で依頼したところA医師の診断書は「線維筋痛症」とあり、B医師の診断書には「線維筋痛症候群」とありました。疑問に思い病院へ問い合わせたところ、B医師の確認によると線維筋痛症候群が正式名で、症でも症候群でも症状的にさほど変わらず問題ないとのこと。ただし、生命保険会社側で病名の統一が必要なら、線維筋痛症候群を線維筋痛症に訂正するので返送するよう言われております。
さほど症状が変わらないと言う事も疑問で、今更ながら病名に困惑しております。
線維筋痛症・線維筋痛症候群、どちらが正しい名前なのでしょうか？
ご多忙と存じますが、お返事頂ければ幸いでございます。どうぞよろしくお願い致します。

私の専門は、職業性の過労性疾患である頸肩腕症候群です。
したがって線維筋痛症は専門ではありません。しかし頸肩腕症候群が重症・難治化した場合には線維筋痛症と言える病態になることは少なくありませんので、そういう点では頸肩腕症候群に近縁の病気だと考えております。
　線維筋痛症と線維筋痛症候群では、線維筋痛症が正しい病名だと理解しています。線維筋痛症と慢性疲労症候群の二つの病気が合併することについては、慢性疲労症候群は特に珍しい病気とおもわれますので、合併と診断するのは、よほどの根拠がないかぎり、あまり責任のある診断とはいえないと思います。もちろん合併は絶対ないとは言い切れませんが、線維筋痛症は本来慢性疲労感がつき物ですので、線維筋痛症ひとつの診断で説明できることのほうが多いと思います。

お返事を頂き、どうも有り難うございます！
先生の病院に通院していらっしゃる、線維筋痛症の患者さんへ処方されている薬で効果があり、症状が良くなった方はいらしゃいますか？
疲労についてですが、私の疲労は、ただの慢性疲労ではなく、もっと重く激しい疲労なのですが・・・私の主治医も言っておりましたが、慢性疲労症候群については微妙な問題があるそうですね・・・
欧米では、線維筋痛症も慢性疲労症候群も病気とされていますが、
日本では、これらの病気に対して治療の進歩は望めるのでしょうか？
もし、私が先生の病院へ行きましたら、診察をして頂けるのでしょうか？

前にも書きましたように私の専門は頸肩腕症候群です。頸肩腕症候群ではない線維筋痛症のかたも時には見えますが、診断はすることは出来ます。
また他の病院から近いという理由で転医されたかたで処方を引き継いでいることもあります。
ただ治療、特に処方に関しては特に私独特の見解は持っておりませんので、あきらさんに来ていただいても、新しく付け加えることはないと思います。